脳卒中再発防止のための血圧コントロールその3
脳卒中の再発防止のためのポイントの3回目です。
今回は血圧のコントロールとストレスについてお話しします。
ストレスというと何を思い出すでしょうか?
何か嫌なことでしょうか?それともプレッシャーや緊張するようなことでしょうか?
いずれにしても、心臓の鼓動は早くなり当然血圧は上昇します。
これらの場合は、普段の生活の中で経験する感情(興奮や不安)ですが、精神的な動揺のほか気温の変化などの肉体的な変化も実は体にはストレスとなります。
麻痺があると体が思うように動かせないので、そのことでの苛立ちや不安は、血圧を上げることになりかねませんね。
血圧を上げる要因の中でも特に体の不調による不快感は大きな原因の一つなのです。
一般的に血圧が高いと頭が痛くなったり、首や肩が張るということを聞いたことがありませんか?
頭痛がして気になったので血圧を測ったら、すごく高かったなんて話を聞いたことがあると思います。
しかし実はこれ、血圧が高くなったから頭が痛くなったのではなくて、頭が痛くて血圧が上がってしまったケースが多いのです。
首や肩が凝る → それがひどくなると緊張性の頭痛が起こる → 痛みによって血圧が上がる という流れです。
頭痛が起こらないまでも、首や肩の凝りによって血圧が上がっているケースもあります。
特に片麻痺があると麻痺側は筋肉の緊張が起こっているので首肩が凝りやすい状態です。
それに加え麻痺側はちょっとした事で筋肉の緊張が高くなるので、気づかないうちに首肩の凝りが進みます。
実際、首肩の凝りを改善して血圧が下がったり、めまいが治まったりするケースが沢山あります。
もし首や肩が凝りやすいのでしたら、予防のために積極的に凝りを改善するとよいでしょう。
個人的には肉体的にも精神的にも緊張がとれるので、鍼灸治療がお勧めです。
いろいろな意味でストレスは溜めないようにしたいですが、そんなにうまくいきません。
ですので、音楽を聴くなどリラックス出来る時間を作るのもよいと思います。
ストレスの発散と定期的な体のメンテナンスを心掛けたいですね。
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