脳卒中再発防止のための血圧コントロールその2
脳卒中の再発防止のためのポイントの2回目です。
前回は血圧のコントロールとして①食塩の摂取量、②体重の管理について話しました。
今回は③運動、④アルコール、⑤禁煙についてお話しします。
③の運動は適度の運動をすることにより、以下のメリットがあります。
⑴ 筋力、持久力の増加
⑵ 骨形成の促進
⑶ 心肺機能の向上
⑷ 肥満の防止
⑸ ストレス解消
⑹ 不眠・肩こりの解消
⑺ 便秘の解消
など
心と体によい効果が期待できます。
無理をしない程度の運動で、定期的に行うほうがよいでしょう。
どんな運動かは麻痺の程度によって変わってくると思いますので、
出来る範囲でいろいろと挑戦してみてください。
たとえば、
「自分のペースで散歩を30分する」であるとか、
「自転車のマシンを30分する」とか・・・
出来ることを体調に合わせてするとよいでしょう。
自分のペースでかまいません。まずは続けてみましょう。
機能訓練だけではなく、楽しく出来る運動を見つけてください。
④のアルコールですが、脳卒中の発症後に全くやめてしまう人も多いようです。
しかし中には、なかなかやめられない人もいるでしょう。
アルコールは出来れば控えたいですが、全く飲んではいけないというものでもありません。
適量であればよいかと思います。
ただし、飲み過ぎると、血圧の上昇や脳内出血、くも膜下出血など脳卒中の発症を増加させますので気を付けてください。
また、脱水になりやすく脳梗塞の誘因にもなりますので注意してください。
⑤禁煙についてですが、たばこは吸わないのが一番です。
たばこは血液をドロドロにして酸素を運びにくくします。
脳梗塞の予防には、血液をサラサラにすることが必要であるので、
そのことを考えれば明白でしょう。
頑張ってやめてください。
次回はストレスについてお話しします。
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